カテゴリー: コラム

藤原敏男先生が「龍魂会」の会長に!

2014年に創刊された「ドラゴン魂」。ここから生まれた『龍魂会』。現在は真武術連盟に加盟している武道団体ですが、会長に藤原敏男先生が就任されました!   1978年 ラジャダムナン・スタジアムライト級王座を獲得し、ムエタイ史上初の外国人王者として世界中のマーシャルアーティストからリスペクトされ続けている藤原敏男先生。今回、事務局長である川保天骨たっての頼みを聞いていただき、会長に就任していただきました。 『ドラゴン魂』は第2号で「黒崎健時を信じろ!」と題して新格闘術、そして「必死の力 … 続きを読む

浜井識安先生が亡くなりました

「天骨先生、『真武士道』新幹線の中で全部読みました!素晴らしいね!やっぱりこれからは武士道教育だね。」
浜井先生から電話があったのは2023年の6月下旬。
「あ、浜井先生ありがとうございます。そうですか!読んでいただきましたか!ありがとうございます!」
道義出版から出た『真武士道』の創刊号を私は一週間ほど前、浜井先生に献本していたのだ。… 続きを読む

【天骨コラム】真剣に稽古するとは何か?

そもそも、真剣での戦いというものを想定して剣術や居合を稽古してるんだったら、手から血が出るほど素振りなり型稽古なりをしてとことんまで心身を追求するべきだ。 実際の戦いなんて言うのは「右から斬られてきたので、こう避けてこう返す」なんて事は妄想なんだから。「気が付いたら相手が倒れてた」とかになる。 相手が自分を斬れない距離にいれば安全かもしれないが、自分も斬れない。そうしている内に、しまいには自分が斬られてしまう。 だから「先に死ぬ」と決めたほうが勝つんだよ。… 続きを読む

【天骨コラム】岩﨑大河の戦いについて、1995年前後に燃え尽きた大道のオッサンが思う事。

2022年12月28日 両国国技館において行われる「巌流島×イノキボンバイエ」の興行で、大道塾の岩﨑大河がベラトールの元ミドル級チャンピオンと戦うことになったので書いておくか。 記者会見の折、谷川Pが大河を紹介する時に「私としては非常に思い入れがある対戦」云々と言っていて、それから市原先輩がUFC2に出た話などをしていたが、俺にとってもその市原先輩のUFC2参戦については色々な思いがあり、言えないこともたくさんあるのだが「そうだよな~」と思った。まさか「UFC」とか「総合格闘技」がここまで市民権を獲得し、若者に絶大な人気を得た格闘技になるとは、その当時は考えもしなかったわけで、今、俺の目の前で大道塾生として壇上の会見席に座る大河を何とも不思議な感じで見ていたのだ。彼は総合格闘技、MMA選手だが、市原先輩は空手家として戦った。なるほど、それも時代の流れなのか、と移り行く世の中の流れを感じるものだが、連綿とつながるひとつの縦線に俺は少し感慨深い気持ちになっていたなぁ。「それにしても、市原UFC参戦からもう28年の月日が流れたのか~。俺、今52だから、もう一回あの28年の年月を生きるとすると80歳か~。死んでるかもしれんな~」とかね。なんだ、自分の事か。  … 続きを読む

真樹先生のラストインタビューアップいたしました!

後半、道場の階段の所で撮影した後、先生が俺の胸元に手刀でドンと気合を入れたところはグッときます。先生は周りの色々な人たちに気配りがすごかった。俺にドンと気合入れたのも、俺がそういう事されると嬉しがる事を知っての事だと思う。おそらく、昨日入ったばかりの白帯にも気を配るぐらいだった。そういうエピソードを道場生の方から聞いた事がある。凄い漢でした! 動画の最後に写真館などつけました。泣けてくるぐらいカッコイイですよ!ぜひ見てね。 以下ドラゴン魂掲載の真樹先生追悼文 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~… 続きを読む

芦原会館 西山道場の菊川結衣選手のDVDは見たほうがいい!

菊川結衣さんの稽古を撮影したのは今回が初めてではなく、およそ1年ほど前に新・空手道の取材が初めての撮影だった。私が彼女について前もって入手していた知識は、小柄ながらも、フルコンタクト空手の選手権を何連覇もしていて、とにかく強い!そしてかわいい!と言う事だった。もちろん私の関心は、空手競技に興味のある一般の人が持つであろう部分、つまり彼女が一体どのような稽古をして強くなっているのか?と言う事に尽きるわけだが、私も男である。かわいい女の子を見たいという欲望と関心も持っていた事をここで正直に告白しておこう。もちろん実際に彼女はカワイイかった。ぱっと見、彼女がもし空手着を着ていなかったら空手家であると言う事を悟る人がいるのだろうか?ましてや最強の連覇チャンピオンだと言う事を!しゃべり方とか雰囲気も可愛かった。 ………で、初めて西山道場の稽古を見た時に私は唖然としました。 「確かにこれは………」    極真会館が採用していた国際空手道連盟のルールは極真系の団体だけでなく、現在様々な団体が取り入れ、独自の選手権を主催したりして直接打撃系空手の競技としては最も普及したルールだと思う。微妙なルール変更は将来あるかもしれないが、言って見れば競技の完成系。このルールで勝つ方法も様々に研究され尽くしていると思うし、競技人口や選手層は他のスポーツや武道競技と比べても遜色はない。とにかく何かしらの大会でこの競技に参加する選手は勝つための稽古に集中して行くわけで、そこには選手のやる気や素質、指導者の指導法など色々な要素が絡んでくる。  … 続きを読む

伝説の武道家、長田賢一 打撃論セミナーが行われました。

2019年7月23日 新総本部の大道場において仙台西支部 長田賢一支部長による打撃論セミナーが行われました。北斗旗史上数々の伝説的戦いを繰り広げてきた長田支部長は、独自の身体運用、無意識的反射運動の理論を今回のセミナーで披露。選手を含め参加した一般道場生に大きな刺激を与えました。体格に勝る相手に対峙した場合でも決して組み負けない、打ち負けない意識と身体の本質的なあり方は選手のみならず、武道を修行する者にとっては永遠のテーマです。空道における武道的指導の先駆けになる今回のセミナーは今後も継続して続けていくということでした。次回以降の予定は未定。当ホームページ上でお知らせいたします。 レポート … 続きを読む

士道館 添野義二館長が大室山一騎道場に『士道の里(しどうのさと)』を作る!

士道館の添野義二館長の念願がついに現実化しようとしている。伊豆にある大室山。山全体が緑に覆われた火山だが、この麓に士道館の『大室山一騎道場』がある。  一騎道場の『一騎』とはもちろん梶原一騎の『一騎』。ここは士道館の道場生のみならず、梶原一騎ファン、オールド極真のファンにとっては聖地として知られる場所なのだ。添野館長と梶原一騎の関係は『ドラゴン魂』に詳しく書いているのでそちらを読んでいただくとして、この道場の前には梶原一騎の顕彰碑があったり、『四角いジャングル』と名付けられた屋外リングがったりしてリアルに梶原ワールドが展開されているのだが、添野館長は更にこの付近の土地を購入し、『士道』を持ったものが集う場所を作ろうとしているのだ。名付けて『士道の里(しどうのさと)』。 「天骨くん、今度の日曜日、石運ぶから来なよ~。帰りは温泉入って帰ればいいよ~」という電話を添野館長から頂いた。大道塾総本部引越し祝をしている最中だった。「石運ぶ」という意味がその時はよく分からなかったが「押忍!了解いたしました。参上いたします!」こういう場合、意味など考えず条件反射的に『押忍』という返事をしないと空手家ではないのだ!正直言うと「温泉入る」というのに惹かれたというのもありますけどね。 ここで記念撮影するのは基本でしょう!… 続きを読む

ドラゴン魂2読者アンケート紹介

本誌に読者投稿コーナー作る余裕がなかったので、これまで頂いた葉書や手紙は掲載できてないのですが、サイトで掲載していこうと思います。 1.購入の動機 信頼できる漢・川保天骨さんの取材・編集した書籍(+DVD)なので、今回も購入させて頂きました。 DVDの、ど頭から在りし日の真樹日佐夫先生の映像で、くううぅ、さすがわかってるな~、信頼できる、とこの時点でもう5億点です(笑)… 続きを読む

【天骨コラム】格闘技は物理学、心理学、哲学だ!

『ドラゴン魂2』では時代の流れと共に移りゆくであろう技術的な記事や試合の速報や業界の状況などにはほとんど触れていない。私があの本の中で示したかったのは心の部分でしかない。この本は、常に挑戦し続けることによって、困難を突破していく人間に対する賛歌なんだ!今回、闘道館で行った発売イベントを終えて、色々思ったけど、つれづれなるままに書いてみるか。 「格闘技は物理学、心理学、哲学だ」黒崎先生が昔語った言葉。これはまさに真理だ。今回の「ドラゴン魂2」の根底にあるコンセプトは100年、1000年たっても変わらない真理の存在に焦点を当て今一度、我々が原点に立ち返るための指針を示すというものである。 想えば14歳から武道の世界に入り現在に至るまで黒崎先生の『必死の力・必死の心』は、まざまざと私の心の中にあり続け、私の生き方に大きな影響を及ぼし続けている。この黒崎先生の示した概念は格闘技や武道の領域をさえも超えた、人類に対する明確な啓示であり、生き残るための術であるとさえ思う。  そして、黒崎先生が示した限界の突破に関する方法論を、見事に昇華させ、打ち立てた目標を見事突破する事によって、『必死の力・必死の心』が机上の空論ではないという事を身体を張って示した藤原敏男先生は偉大だ!… 続きを読む