ドラゴン魂2読者アンケート紹介

本誌に読者投稿コーナー作る余裕がなかったので、これまで頂いた葉書や手紙は掲載できてないのですが、サイトで掲載していこうと思います。

1.購入の動機

信頼できる漢・川保天骨さんの取材・編集した書籍(+DVD)なので、今回も購入させて頂きました。
DVDの、ど頭から在りし日の真樹日佐夫先生の映像で、くううぅ、さすがわかってるな~、信頼できる、とこの時点でもう5億点です(笑)
第2号を読み終えて(DVDも視聴し終えて)また信頼できる漢度数が上がりました。今度創刊される「新・空手道」も期待しております。

2.面白かった記事

全部です。取材対象となる方への畏怖と敬意(リスペクト)がきちんとあって、限界までみっちりとコンテンツを詰め込んだ濃密さと小さな写真のキャプションに至るまで一切手を抜いていないのは創刊号と変わらずで好印象です。1988年春高校卒業して上京、新聞奨学生制度を活用して大学進学し、平和台の大道塾総本部に入門した私(いわば天骨さん世代のひとり)としましては、特に良かった記事よしてはやはり下記の3つです。

  • 第二回 川保天骨のドラゴン魂への道

カネの話や男の醸し出す魅力の話、特に新聞奨学生の日々の懲役(ムショぐらし)感(笑)、さすが東京には強いやつがたくさんおるわい等々、おおいに共感しました。第二回を拝読して、18歳で上京した時の自分の原点を思い出し、まだまだ燃えねばと気持ちが昂ぶり、感謝の念でいっぱいです。良い記事を本当にありがとうございます。第3回も楽しみにしております。

  • 北斗のヒットマン 長田賢一 +DVD 長田賢一に会いに行く!

あこがれの選手であり尊敬する武道家でもある、長田先輩は現在どうしておられるのか、近況を知ることができ、それもDVDの映像付き!でとても良かったです。DVDを拝見して、とにかく終始長田先輩がとても良い笑顔・活き活きとした表情で、嗚呼、とても良い人生を送っておられるんだなあ、と見ているこちらまで嬉しくなりました。選手としてのインタビュー記事はたくさんあったけど、個人としてのその「思想」「哲学」について語ったインタビューはこれまでなかったと思いますので、そういった観点からもとても良い記事でした。じっくり語られてなおかつ信頼できる天骨さんの取材だから話してくださったのかなと感じました。
やる方の身にもなってみろと怒られそうですが、長田先輩と天骨さんとのスパー、見たかったです。

  • 編集長体験シリーズ「大道塾」吉祥寺支部 +DVD 大道塾吉祥寺支部編集長体験

飯村健一先輩の健在な姿や飯村先輩と天骨さんのマススパー映像だけでもすごいのにその上天骨さんのガチ組手まで見ることができるとは本当に感動しました。取材に行っただけなのに急遽その場のフリで真剣勝負の相手を務めるとは、まさに平成の「ザ・ソウルファイター」ですよ。アメフト氏とのガチ組手映像は、黒崎健時先生の根性棒(このうつけもんが棒)ばりに自分にガッツを入れないといけない時に最近いつも見ています。

3.面白くなかった記事

ありません。こうだったらもっと良かったのに、ついて強いて書きますと、DVDの長田先輩と飯村先輩のところは、もっと収録時間が長いと良かったです。

(長田先輩のローキック、動画でも見たかったです)あと添野義二先生のインタビューで、添野先生と芦原英幸先生が大山館長に呼ばれて「きみたち、沢村忠に挑戦しなさい」と言われた時のエピソード、その時ケンカ十段はどんなリアクションをとってどう答えたのか、もっとツッこんでほしかったです。

4.今後取り扱ってもらいたいテーマや人。

  • 長田先輩、飯村先輩と来たら、この方しかいないでしょう、加藤清尚先輩をぜひ取材して頂きたいです。

    あの体力指数で1991北斗旗無差別優勝という偉業を達成(しかも1991、1992年無差別で市原海樹先輩を2年連続で撃破)し、北斗旗体力別も3階級制覇。事故による大怪我かあの復活を成し遂げた人間力と激動の空手人生に迫って頂きたいし現在はどうしておられるのか、近況を知りたいです。

  • ガチの競技もやり抜いて、プロ格闘技の裏も表も知り尽くした、現在はいわゆる「武術の人」である平直行先生。天骨さんも競技から武術への道を歩まれているので、平先生もぜひ取材して頂きたいです。

  • 市原海樹先輩。「ゴング格闘技」誌上の桜庭和志選手との対談を最後に表舞台に出ることも一切なく、今でも市原先輩のその後を気にかけている格闘技ファンも多いのでは。

5.本誌の感想。意見

気の合う仲間たちとの酒宴のような、楽しく嬉しい多幸感あふれる内容で本ッ当にとても良かったです。大道塾関連の記事(清水和磨さんの格闘空手へのこだわりにも感動)以外にも添野先生の極真キック秘話、天骨さんと巨椋修氏の黒崎イズム対談、藤原敏男先生・竹山晴友先生・小林聡氏のインタビュー、ムエタイ・ツアー、ジョニー大倉さんの魂の組手映像、ベニー・ユキーデ先生、虎殺しとまるで自分でテーマを選んだのかというぐらい超どストライクな内容でまさに理想的な一冊とDVD1枚でした。ブラジリアン柔術体験の苦手な寝技で必死に食らいつく天骨さんの姿に勇気をもらいましたし、真樹先生の娘さんのインタビューで天骨さんが語る真樹先生のエピソードを読んでますます先生のファンになりました。

あとがきに書かれていた動物対決をめぐる騒動、本当におつかれさまでした。たしかに差別解消や環境保護、人権云々を訴える団体に限ってやたら攻撃的ですよね。キモチワル!におおいに同意します(笑)

動物対決は、肉体的に人間を圧倒的に上回る存在に素手で挑戦する超人追及のロマンだと思うんですが、動物に挑戦といえば、以前極真の封印映画「ゴッドハンド」を観る機会がありました。本場スペインの闘牛用の牛に極真戦士が挑むというコンセプトの記録映画なんですが、当時の世界大会ベスト4の松井・増田・アンディ・トンプソンの4人でも暴れまわる牛を前に右往左往するばかりでどうにもできず、格闘にすらなっていないという、封印されるのもやむなしの、どうにも締まらない画になっていました。やっぱ動物はすげえなあ、という感想で、愛護団体のやつらは動物の強さ、ナメんな、ですよ。

ペンネーム  友野圭