日本刀は世界一の刃物とも言われておりますね。
では、剣と刀の違いを思い付くまま書いて見ますと、日本刀は砂鉄から700~800度の低温で不純物を抜き乍ら玉金と言う鉄を作り、小さな玉金を重ねては叩き折伸ばしの鍛錬を最低17回以上繰り返して刀の形を作ります。堅い鉄と柔らかな鉄の組み合わせで、折れず曲がらず良く切れる刀が出来ます。高温で鉄を溶かす剣とは少し違います。一般に剣は垂直の両刃で、片手で使いますが、刀は片刃でやや反りがあり、両手て使う操作法が違います。西洋の剣や中国の剣は片手操作であるのに対して、刀の両手操作は世界的にも大変珍しい事です。
真武術 龍魂会 居合部