大道塾杉並支部とは

　杉並区の阿佐ヶ谷の地にブレイズスタジオ（旧オルタナスタジオ）を開設して早6年の月日が経ちました。私はここで『龍魂会』という武術愛好会を現在も運営しています。この会に関しては大道塾の東孝塾長生前にある打ち合わせの席上「斯く斯く然然（かくかくしかじか）、龍魂会という会をやろうと思うのですがいいですか？」と問うたことがありました。
「ダメだ。それって団体だろ？」東塾長は憮然として応えました。
「いえ、武術の会と飲み会サークルです」
「だってお前が代表だろ？ダメだ」
「じゃあ、●●が代表であればいいですか？」とダメ押しで聞くと
「う～ん、それならいい」という塾長とのやりとりがあり、そのまま●●を龍魂会会長にして私はオルタナスタジオのオーナーという立場で『龍魂会』を起こしたわけです。
（何で会長が●●と伏せ字なのかということですが、いろいろ問題が起こり、この会長は1年で契約解除、現在一切関係ない状態になっているからです。会長職は２代目以降空位）
そもそも龍魂会というのは何？と思う方はこちらのホームページをご覧ください。

　私も選手として『北斗旗選手権』奪取の野望に燃えて大道塾の門を叩いた人間です。90年代格闘技ブームの影響もあり、時代の風が大道塾に吹いていた最盛期に入門し、様々な価値観の変遷に翻弄されつつも、実社会に揉まれながら何とか生き抜いてきた中年オヤジ。ふと気付いた事は、曲がりなりにも武道をやってきて良かったという事です。しぶとく人生をサバイバルする上で武道は確かに我々の根源的な力の源泉になっていたと。改めて「継続は力なり」という事をひしひしと感じています。

　武術、武道の稽古は辛くて厳しいものです。これは確かです。しかし、そこにこそ人間として生きる事の煌（きらめ）きがあることも確かです。皆さんの人生がより強く、柔軟性に富み、心身共に充実していく最良の道は『武の道』だと私は信じて疑いません。
一緒に新しい世界への扉を開きましょう！

2021年9月13日
川保天骨（多田英史）