居合道にようこそ 第十三回 龍魂会 居合部の「居合10徳」を披露致します。

老若男女の区別なく

何時でも 何処でも 一人でも

自分のペースで無理が無く

礼法 着付けに気を配り

呼吸正しく 姿勢よく

肚(はら)を養い 気を練りて

浮き世のうさを打ち忘れ

心を静め抜く居合

破邪の剣を携えて 己が心の闇を斬る

今は昔の武士(もののふ)の心に触れる居合道

いかがですか? 説明不足ながら居合のほんの一部の事を、独断でお話させて頂きました。

貴方も居合の仲間入りをしませんか。門を叩かねば門は開きませんよ。

真武術 龍魂会 居合部

居合道にようこそ 第十二回 刀の種類を教えて下さい

一般に一寸以下を短刀、二尺までを脇差 二尺以上を刀と区別してます。また戦国時代が終わる頃までの刀を古刀、それ以降は新刀、江戸時代の物は新新刀、明治の廃刀令以後の物は現代刀と呼ばれ、昭和時代の物を昭和刀、または現代刀と呼んでます。また居合稽古の為に作った合金鋳物造りの稽古用の刀は居合刀等の呼び名があります。

腰に刃を下に下げて吊る刀は太刀。腰の帯びに差すのは打ち刀。展示会なので刃を下に展示してあるのが太刀。刃を上向きに展示してあるのが刀です。

最近、女性の中に刀に興味の有る人が増え、展示会などで目を輝かせているのを眼にする様に成りましたが、居合の高段者でもテクニック・試合・審査を優先する余り、根本の刀の事を話す人が少なく成ったのは残念なことです。

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居合道にようこそ 第十一回 刀と剣は違うのですか?

日本刀は世界一の刃物とも言われておりますね。

では、剣と刀の違いを思い付くまま書いて見ますと、日本刀は砂鉄から700~800度の低温で不純物を抜き乍ら玉金と言う鉄を作り、小さな玉金を重ねては叩き折伸ばしの鍛錬を最低17回以上繰り返して刀の形を作ります。堅い鉄と柔らかな鉄の組み合わせで、折れず曲がらず良く切れる刀が出来ます。高温で鉄を溶かす剣とは少し違います。一般に剣は垂直の両刃で、片手で使いますが、刀は片刃でやや反りがあり、両手て使う操作法が違います。西洋の剣や中国の剣は片手操作であるのに対して、刀の両手操作は世界的にも大変珍しい事です。

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